幌加内の地質

地質案内に戻る TOP PAGEに戻る
 幌加内町東部の蛇紋岩です.幌加内オフィオライトの下部であり,士別まで続いています.黒色でしっかりとした,「塊状蛇紋岩」です.元はマントルであったものです.
 下幌加内貯水池です.「空知の自然を歩く」でも紹介されていた露頭で,蛇紋岩と閃緑岩が観察されます(といっても私は見ていないんで・・・これは士別市立博物館特別学芸員の石井彰洋さんが撮影したものです).
 幌加内町江丹別峠の緑色変岩の露頭です.神居古潭変成帯に属します.かつての海洋プレートやその上の堆積物が海溝から地下深くに潜り込み,高い圧力を受けて高圧変成岩になったものといわれます.
 幌加内町添牛内三十線沢の貝化石です.築別層という地層中に多数の貝化石が含まれており,約1500万年前の地層です.昔の日高山脈の北方延長と考えられている,「ウェンシリ地塁」という山地から海底に土砂が流れ込んでできた地層です.
 なんとこの場所で,2000年にデスモスチルスの下顎の化石が発見されました.わたしもほぼ同じ時期,「デスモねらい」でこの沢に行ってたのですが・・・・.残念です・・・・.デスモ本体は北大に保管されているようです.
地質案内に戻る TOP PAGEに戻る