<付加体> 海洋プレートが海溝に沈み込む際に、プレートの上にある堆積物や海山はプレートと共に一部は沈み込みますが、すべてが沈み込むことはできず、海溝の陸側斜面に押しつけられます.その結果、多くの逆断層をもって積み重なったプリズム状の地層が形成されます.次々と新しいものが付加していきますので,そこでは古い堆積物ほど陸側に分布しています.北海道の日高累層群・空知層群をはじめ、日本各地で付加体と考えられる地層が発見され、特に四国を中心に分布する「四万十層群」は世界的にも有名です.