<石灰岩> 石灰岩は炭酸カルシウム(CaCO3)でできています.これは,サンゴの殻を作っている成分で,昔のサンゴ礁が石になったものです.士別市上士別には「石灰山」と呼ばれる所があり,その石灰岩は士別付近では最も古い岩石で,中生代三畳紀のものです.かつての遠い南の島のサンゴ礁が,海底のプレートの動きといっしょに北上し,海溝に沈み込みきれずに残ったメランジュと考えられています.上士別の石灰岩体は特に大きく,かつてはセメントの原料として採取されていました.朝日町にも小さな石灰岩体があります.