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 さて,地元の皆さん.皆さんは街なかの岩石を普段意識していますか? してるわけないですよね.そこでちょっと普段何気なく見ているはずの岩石を紹介してみたいと思います.案外珍しいものがあるんですよ.


 国道40号線沿いの郵便局前の歩道です.このあたりはずっとこんなかんじですよね.赤→チャート,ピンク→変成チャートと大理石,緑→緑色チャートです.チャートというのは深海底のガラス質のプランクトンの遺骸でできた石なんですよ!
 市役所横の,元市長,佐々木良五郎氏の像です.茶色の石は御影石ですが,赤い花崗岩です.かなり良い石材を使っています.花崗岩は地下でマグマがゆっくり固まった岩石です.
 1年ほど前にできたばかりの道路です.分離帯が公園になっています.住所がわからん・・・・.なんと重さ1トンの岩石が噴水で浮かんでおり,自由に手で回せるではないか! 衝撃です.この子達は近くで遊んでいて,去年私達の岩石実験教室に来てくれた子達でした.こんなところで偶然再開です.ところでこの岩石は「ドイツ産御影石」と書いてありました.花崗岩なのか片麻岩なのかわかりません.はっきりした縞模様があるので,片麻岩のように思いますが・・・・.
 市役所前庭の亀甲石です.亀甲石というよりは「カメ型の石」ですね.甲羅の部分が茶色になっているなんてオシャレです.8000万年ほど前の蝦夷累層群という地層の石です.
 同じく市役所の前庭です.上の大きな石は安山岩質の凝灰岩(火山灰の固まったもの)で,下の白い石は石英片岩です.石英片岩はチャートが高圧で変成された石で,元はプランクトンです.この石は極上品ですね.めったにお目にかかれないようなすばらしい石英片岩です.神居古潭帯の岩石ですが,どこからきたのかなぁ.
 士別神社の石英片岩です.市役所のものと同じ種類ですが,茶色っぽくて,地味な感じがします.しかし,神社に置く石としてはやはりこういう感じがふさわしい感じがしますね.

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