ホルンフェルス

Hornfels



士別市上士別

中生代白亜紀後期

 ホルンフェルスは接触変成岩の一種で,泥岩や砂岩が熱によって変成された岩石です.このあたりのホルンフェルスは,中生代白亜紀後期に形成された付加体(日高累層群)の泥岩が,新生代新第三紀中新世頃の地下の火成活動によって生じた花崗岩質マグマの熱によって変成されたものです.非常に硬く,地層の縞模様保存されています.上士別では花崗岩体が点在していますが,その周囲にはホルンフェルスが見られます.河原に多量に落ちていますが,ときには花崗岩や閃緑岩にホルンフェルスがくっついているものもあります.(→花崗岩を参照)