化石のクリーニング
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 1999年度です.校舎の横のバラストの場所が私達の作業場です.ハンマーとタガネは40本以上あり,目を保護するメガネも30人分はあります.あとは割る石さえあればいくらでも授業ができるというわけ.ハンマーもメガネも今は100円ショップでいいものが売ってますので,楽勝です.この場所でやれば面倒な後片づけもカンタン!地学実験室なんていらないさ!(・・・・これは負け惜しみ.士別高校には地学実験室がない←その後ねばって獲得しました).
 これは何を割っているときの写真だろう?いつもこんな風景だからよくわからん.化石のクリーニングは「歌登の植物化石」と,「アンモナイト」の2回実施しています.どちらも大変硬い石なので,なかなか苦戦します.アンモナイトの母岩は業者(札幌の文楽さん)から購入しますが,植物化石は毎年自分で採取してきます.段ボール3箱ぐらいは運んでくるのでいつも腰を悪くしてしまいます.
 アンモナイトはうまく取り出すのがなかなか難しくて,ほとんどの生徒は化石自体を割ってしまいます.そうとうショックを受けるようです.全く入っていないときもあって,当たりはずれが大きいのが難点.去年は結構いいサイズのを1つの母岩から3つも出していたのがいたな(ねっ,今野君).「石の目を見て割れ」と言ってるんですが,そう簡単にはねぇ・・・・・.
 2001年度です.歌登町の植物化石を割っています.最近の女の子は結構平気で地べたに座り込みますんで,こういう授業も苦にならない???
 同じく2001年度の歌登町の植物化石.ここの化石は新第三紀の化石の割には中生代並に硬い岩石なので,男子でないとなかなか割れないようでした.
 2001年度のアンモナイトのクリーニングです.今年は大物は出ませんでしたが,それなりのものがちょこちょこと出たので,みんな持って帰りました.まずまず楽しめたかな.

 滝川北高校にいた頃から化石のクリーニング授業はやっていました.滝川の空知川の川原で採れる貝化石を使っていましたが,士別に来てから授業で使えるようないい貝化石がなくて困っています.まあ,貝化石はこの地域でもあるにはあるんですが・・・・.滝川の高速道路の下には本当にいい化石があって簡単に採れたので,それと比べると見劣りしてしまって使う気にはなりません.できれば地元で調達したいんですが・・・.

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