中生代ジュラ紀

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■空知海台の形成と北方への移動 (中生代ジュラ紀〜白亜紀前期)

 中生代ジュラ紀の,1億5000万年ほど前,はるか南洋の海底で,地球の地下深くのマントルから高温の巨大なマグマが上がってきました.海底には多量の玄武岩溶岩が吹き出して,大きな海台(海底の台地)をつくったのです.その下部の方は溶岩がゆっくり固まった斑れい岩もつくられていました.海底の岩盤(海洋プレート)はゆっくり北に移動し,それといっしょに海台も北に進みます.何千キロも移動している間,海台の上にはプランクトンの死骸がマリンスノーとなって降り積もります.これは後に「チャート」となります.この海台の破片とチャートは,士別市温根別の五線川で観察されます. 

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