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刈分川層を観察するM.K氏.「うーん,ここだけ見るとタービダイトだな.でもこの部分だけブロックになってるってこともある.」とのご意見. |
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刈分川層の黒色頁岩部.断層のズレによってこすれたような状態になっているところ.うーん,迫力!想像を絶する大きな力がはたらいていることを示しています. |
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これは刈分川層の露頭の向かい側(北側)にあった露頭です.残念なことに今は埋められて見られません.黒色の泥岩と珪質泥岩の互層が観察されました.4000mほどの深海底堆積物と思われます.黄鉄鉱もたくさん含まれています.今でも砕いた石がたくさん落ちていて,黄鉄鉱も拾えます.金色できれいですよ. |
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さて,これは東側の露頭です.ちょっとわかりにくいんですが,左下が黒っぽく見えますね.この黒い部分は刈分川層で,右側は緑色岩体です.発泡した緑色岩であり,海山を起源としたものでしょう.南方の東和コンプレックス延長部と思われます.右側の緑色岩が左側の刈分川層にのし上げているようです.こうした断層を「衝上断層」といいます. |
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上の写真の露頭の緑色岩です.この露頭も今はほとんど観察できなくなりました.なぜかここにかじった跡のある皮付きのトウモロコシが落ちていました.犯人はキツネかな?なんでこんな斜面で食べたんでしょう.上から転がってきた感じではありませんでしたよ. |