中生代白亜紀後期〜古第三紀前期
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高圧変成岩類と蛇紋岩の上昇開始 (白亜紀後期〜)
 これまで書いてきたように,昔のユーラシア大陸の東の海底にあった海洋プレートは,白亜紀後期に沈み込みの角度が浅く変化しました.そのため,海溝の深い所にあった高圧変成岩類(神居古潭変成岩類)や蛇紋岩は,上方に押し出され始めました.

 古第三紀前期の5500万年ほど前,ついに海嶺が海溝にもぐり込みます.海嶺は熱くて軽く,海洋プレートはさらに浮き上がってきました.高圧変成岩類の上昇は激しくなり,ついにその一部は海上に島として姿を現しました.士別周辺も盛んに地盤が上昇し,広く陸地化が進んでいったと考えられ,古第三紀にできた地層は発見されていません.断面図は前の時代のものを見てください.


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