|
これはタマガイです.私は朝日町ではタマキガイしか採取できていないので,「お〜,やはりこういうものもあったか!」という感じです.保存状態もまずまずですね.これも1500万年前の化石です.この他にも何種類かの化石があり,子供たちが「朝日町化石マップ」なるものをつくっていました. |
|
これは何でしょう??? 私はこれを初めてみたとき,エビかなんか節足動物の体の一部か?と思ってしまいました.しかし,専門家に聞くと「石灰藻」という植物の一部だそうです.石灰質というとサンゴとか,動物を思い浮かべるのですが,これは何と石灰質の殻をつくる植物だそうです.あんまり見たことないですよねぇ.でも,石灰藻は現在でもポピュラーな生物らしいです.でも,こんなに繊細な構造だと,しっかり化石に残ることはそう多くはないんじゃないでしょうか. |
|
これは「湯沢石」です.簡単に言うと石灰岩に一種です.しかし,湯沢石はたくさんの小さな孔があいていて,水を吸い上げる性質を持っています.おそらく中生代の石灰岩がいったん溶解し,再び固結したもの(カルクシンターといいます)と思われますが,このようなものは温泉が作用している場合が多いです.さて,いつの温泉か...古ければ1300万年前,新しければ...うーん,そういうことは私にはわからぬ.先日朝日町のMさんとお話しした際に,湯沢はイオウ臭のする湧水があるということでした.おそらくかなり昔の温泉の名残なのではないかと考えますが... |